運動しても、落ちないお腹周りの脂肪。何がダメなの?と悲しくなりますよね。
脂肪を落とすには、運動する以上に、実は「何を食べるか」が大切です。
運動で筋肉をつけても、表面の脂肪が落ちなければ、お腹はスッキリしません。
でも、だからといって極端な食事制限は禁物。必要な栄養をきっちりとることが、美しいボディを作る秘訣です。
まっすぐなお腹を手に入れるために、意識したい食事についてみていきましょう。
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食事を変えれば、お腹周りの脂肪が落ちる!
憧れのモデルのように、引き締まった体になりたい!
丸みのある垂れない美尻や、きゅっと引き締まったくびれなど、年齢に負けない「美ボディ」を作れることが、筋トレの魅力です。
しかし、多くの女性にとって、お腹周りの脂肪は永遠のテーマ。
30代にもなると、子宮などを守るために内臓脂肪や皮下脂肪が増え、ダイエットしてもお腹周りの脂肪が減りにくくなります。
筋トレしても、お腹周りの脂肪はつかめるほどたくさんある。そんな女性は、ぜひ食事の内容を見返してみてください。
筋トレは、あくまでも筋肉に刺激を与える運動です。筋トレだけでは、美ボディは作れません。
食事で筋肉を増やし、代謝のよい体を作ることで、はじめて理想のボディが手に入るのです。
まっすぐなお腹を手に入れようと、腹筋運動を頑張っても、筋肉が刺激されるだけ。
お腹周りの脂肪を落とすには、食べるものを変えることが大切です。
美しく痩せる仕組みを知り、体に必要な食材を選びましょう。
浮き輪のような脂肪がついたお腹も、スッキリたて線の入ったきれいなお腹に生まれ変わります。
運動しているから「なんでも食べていい」は嘘
痩せるための大原則
脂肪を落とすには、摂取したカロリーが余分なエネルギーとして蓄積されないよう、消費するカロリーを多くする必要があります。
消費カロリー>摂取カロリー
筋トレをがんばっているのに、「痩せない」と嘆く女性がいます。そんなとき、なにを普段口にしているか、思い返してみてください。
筋トレのご褒美として、甘いチョコレートやアイスクリームを食べていませんか?
運動してお腹が空いたからと、揚げ物をたくさん食べたり、ごはんの量が増えたりしていませんか?
運動をした「達成感」から、ついつい食事量が増えてしまい、脂肪が落ちないのはよくあるケースです。
また、つらい運動をがんばった反動で、甘いお菓子を間食に選んでしまう人もいます。
いくら運動をしても、摂取したカロリーが消費を上回ってしまっては、脂肪となり体に蓄積されます。
間食をすべて制限する必要はありません。しかし運動しているからと、気を抜きすぎるのは要注意。
甘い物がほしければ、砂糖と脂肪がたっぷりの洋菓子よりも、大福など和菓子がオススメです。
低カロリーな上、筋トレ前後に摂取すれば、効率的にエネルギーとして体内で使われます。
また、揚げ物は高カロリー。タンパク質や炭水化物が1gにつき4kcalなのに対して、脂質は1gにつき9kcalと倍以上です。
お腹周りの脂肪を落としたい時期には、揚げ物は控えたほうが賢明です。
食事改善で、お腹周りの脂肪を落とす
カロリーを気にするあまり、なにを食べるにも怖いとなる人がいます。カロリーは敵ではありません。きれいな体を作ってくれる、栄養素という味方です。
「なにを削るか?」ではなく、「なにが足りないか」から出発してみてください。
一日の三食を栄養価の高いもので充実させることで、体が満足します。
お肉やお魚など、タンパク質を食べて、野菜たっぷりの食生活にすることで、おやつの量が自然と減り、お腹周りの脂肪も落ちて、スッキリした体になります。
「まごわやさしい」でスッキリお腹を手に入れる
じゃあ、何を食べればいいの? という女性に、きれいな体を作る食材をご紹介します。「まごわやさしい」で覚えてください。
マ 豆類(味噌、納豆、豆腐など)
ゴ ごま(ナッツやクルミ、アーモンドなどの種子類も)
ワ わかめ、海藻類(ひじき、のり、もずくなど)
ヤ 野菜(緑黄色野菜)
サ 魚
シ シイタケ
イ 芋類(さつまいも、さといも、やまいも)
これらは、昔から和食で使われてきた食材です。
マゴワヤサシイを意識して作られた食事メニューは、高タンパク質でかつミネラルやビタミンが豊富。
そして、良質な脂質もふくみ、それでもカロリーを取り過ぎないという魅力があります。
『まごわやさしい』詳しくはこちらで説明しています。
ビタミンで、体脂肪の燃焼アップ
お腹周りの脂肪を落とすには、消費カロリーが上回ることが必要です。
しかし、低カロリーの食生活を続けては、代謝が落ちて脂肪が燃えにくい体になります。
こうなると、いくら食事量を減らしても痩せない、なんてことに。
お腹周りの脂肪を落とすには、食べてエネルギーが燃えやすい体を作ることが大切です。
ビタミン類は、脂肪の燃焼を助けたり、糖質を素早くエネルギーに変えるのに役立つ働きがあります。
「飲み物」を変えれば、お腹周りの脂肪を落とせる?
食事メニューを完璧に整えるのは難しいですよね。
そんなとき、お腹周りの脂肪を落とすのに効果的な方法は、飲み物を変えること。この方法なら、いますぐにでも実行できます。
なるべく避けたい飲み物
・野菜や果汁のジュース
健康によいというイメージでも、糖がたっぷりふくまれています。
筋トレ後、減った筋グリコーゲンの回復に、糖質を多くふくむジュースを飲むのはよいといわれています。
しかし、何もない日の間食として常飲するのはカロリー過多のもとになります。
・カフェオレやミルクティー
牛乳も意外とカロリーが高い飲み物です。一日に何杯も飲む人は要注意。
マグカップ2~3杯飲めば、それだけで食事一食分に匹敵するなんてこともあります。
いつも飲むなら、カロリーの少ないもの
・水、お茶、ブラックコーヒー
ちりも積もれば山となるように、カロリーがゼロ、もしくは少ない飲み物がオススメです。
水は老廃物の代謝を促進し、むくみをとるのにも効果的。お茶、ブラックコーヒーも、カロリーを気にせず飲むことができます。
筋肉サプリで、効率よく美ボディを作る
カロリーを気にする減量中は、とれる栄養素も限られてきます。筋肉の分解を防ぎ、体に必要な栄養素を効率よく摂取するには、サプリメントは必須です。
運動をすると、エネルギーの代謝とともに、ビタミンやミネラルが体から失われます。
マルチビタミンやマグネシウムは、女性の体の調子を整えるのを助けます。また、運動により貧血になりやすい女性は、鉄のサプリメントがおすすめです。
そしてなにより、筋トレで美ボディを目指す女性は、いかに筋肉の分解をふせぎ、筋肉を増やすかが重要です。
運動直後、なるべく早い栄養の摂取が鍵となります。
・プロテイン
筋肉を作るもとになるタンパク質を、効率よく摂取できるのがプロテインです。1杯で、20g前後のタンパク質がふくまれるものがおすすめです。
・ロイシン
タンパク質を合成する、必須アミノ酸のひとつ。筋肉の分解を抑制する効果があります。HMBサプリメントは、このロイシンから作られています。筋トレ後にプロテインと摂取することで、効果的に筋肉をつけることができ、美しいボディラインをつくります。
・クレアチン
アミノ酸の一種。エネルギーの代謝をサポートし、運動のパフォーマンスを向上する効果が期待できます。ロイシンと一緒に摂取することで、相乗効果があるといわれています。
まとめ お腹周りの脂肪もスッキリ、理想のボディラインへ
きれいな体を作るには、運動だけでなく栄養ある食事が大切です。
お腹周りの脂肪を落とすにしても、カロリーを敵視しないで不足する栄養を摂ることから意識してみましょう。
食事を充実させて、おやつで甘い物を食べ過ぎないように気をつけてみて。
食事だけでなく、サプリメントで効率的に栄養を摂ることが、ダイエット成功の近道。脂肪を燃やし、筋肉をつけて、美しいスッキリとしたお腹を目指しましょう。